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河合拓始のよしなしごと
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7月にイギリスの実験音楽作曲家コーネリアス・カーデューの作品演奏会にキーボードで参加します。同作品で声のパフォーマー(力量経験プロアマ問わず)を公募しています。詳細は下記をご覧下さい。希望の方は直接、下記の連絡先へどうぞ。

【コンサート】
音楽の複数次元2009 〜コーネリアス・カーデュー「大学」と「論文」
Cornelius Cardew "The Great Learning" and "Treatise"

◎プログラム(すべて作曲:コーネリアス・カーデュー)
1. "The Great Learning"(大学)からパラグラフ4、パラグラフ7
公募による大人数のパフォーマー(声、打楽器)
有馬純寿、河合拓始、久保田翠(キーボード)
2. "Treatise"(論文)
足立智美(声、エレクトロニクス、自作楽器)、池田拓実(コンピュータ)、田中悠美子(三味線、声)他
◎日程:2009年7月5日(日)18:00開演(17:30開場)予定
◎会場:アサヒ・アートスクエア
    東京都墨田区吾妻橋1-23-1(スーパードライホール4F)
◎予約2500円、当日2800円 全席自由
◎予約・お問合せ
ナヤ・コレクティブ tel&fax 03-5875-8306 (電話は平日11:00〜17:00)
nayac(あっとまーく)mc.point.ne.jp
http:www.purple.dti.ne.jp/naya/

解説文:
 コーネリアス・カーデュー(1936-1981)はイギリスの前衛音楽の旗手として出発しながら、ジョン・ケージの影響から、実験的な作風に変わり、即興演奏グループAMMに参加し、さまざまな音楽家、非音楽家が自由に出入りする実験アンサンブル「スクラッチ・オーケストラ」を1969年に設立、その後マルクス主義、毛沢東主義の立場から前衛音楽、実験音楽を批判、人民のための音楽を書くことを目指しました。その極端ともいえる振れ幅と、成否も含め、その軌跡からは音楽と社会をめぐる最も先鋭的な思考をうかがうことができます。
 このコンサートでは、カーデューの実験音楽期の極限を示しているといえる、2つの巨大な作品、《論文》と《大学》をとりあげます。
 ウィトゲンシュタインの哲学から影響を受けた《論文》(1963-67)は一切の言葉の指示を含まない193ページの図形楽譜による作品です。記号とは何か、楽譜とは何か、演奏とは何か、という音楽における本質的な問題を演奏者に突きつけるだけではなく、コミュニケーションの可能性をめぐる社会的な問いかけもそこには含まれています。
 儒教の書『大学』の最初の7つのパラグラフをベースにした《大学》(1968-1970)は必ずしも音楽家ではない人たちによる大規模なオーケストラのために書かれています。原文の漢字をさまざまな音楽的、視覚的要素に変換したり、エズラ・パウンドの訳による英文を叫び、唱える合唱を用いた破格の作品です。興味さえあれば誰でも参加できるワークショップ形式による芸術制作の先駆といえるだけでなく、誰でも持っている声という楽器に着目し、そこから異様な音楽を作り上げています。
 とにかく滅多なことでは演奏できないこれらの音楽に一度正面から取り組み、何をそこから得ることができるのか、皆様の参加、立ち会いをお待ちしています。とにかく音にしてみなければ何も始まりません!

【パフォーマー募集】
《大学》上演のため、声の演奏者を30人程度募集します。楽譜が読める必要は特にありませんが、大声を出せること。中学生程度の英語の知識があるとよりよいです。もちろんプロの演奏家も歓迎です。

◎練習日程:2009年6月6日(土)、20日(土)、27日(土)、7月4日(土) 時間未定 ※3日以上参加できる事を条件とします。
◎会場:練馬区内の施設、他
◎申込期限:5月10日(日)※定員に達し次第締め切りますのでお早めにお申し込み下さい。
◎申込先・お問合せ:ナヤ・コレクティブ(福永)
nayac(あっとまーく)mc.point.ne.jp fax:03-5875-8306
◎申込方法: 件名を「パフォーマー応募」とし、以下の項目を書いて、メールかファックスでお送り下さい。
1)お名前(ふりがな)
2)ご住所
3)電話&ファックス番号
4)メールアドレス(PC&携帯)
5)参加可能なリハーサル日と時間帯
*出演料の支払いはありませんが、定額の交通費をお支払いします。

チラシはこちら
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ここ2ヶ月の演奏予定です。

★4月26日(日)開場4:20pm 開演4:40pm 予約2000円/当日2200円
<河合拓始(piano)+石川雷太(self-made metal percussion)+富士栄秀也(voice)>
会場:光が丘「ドルチェホール」(日本ピアノギャラリー東京店)
(東京都練馬区高松6-35-15 TEL : 03-3996-9066)
都営地下鉄大江戸線・光が丘駅から徒歩

富士栄さんの企画。石川雷太さんとは10年以上前に"納豆漁業"のイベントですれ違っているが、初共演です。たぶん第一部が石川河合デュオで、第二部がトリオ。スタインウェイのグランドピアノがあるそうです。石川さんの楽器は自作の金属打楽器。


★5月6日(水祝)開演1:00pm 1500円 障害のある方及び介助の方(1名)無料
<東京コンタクト・インプロ・フェスティバル09 パフォーマンス>
http://contactimpro-spiral.com/2009/index.html
出演:アンドリュー・ワス、ウラ・リッカ・マイケネン、高橋弘子、池田理枝、古川彩香、永井美里、窪田祥吾、林貞之ほか(以上ダンス)、河合拓始(ピアノ他)、ミウラ1号(パーカッション)、相馬光(フルート他)(以上音楽)
会場:「アスピアホール」(渋谷区幡ヶ谷2-14-3 03-3374-6666)

連休中3日から5日まで、コンタクト・インプロヴィゼーション・ダンスのワークショップがあり、その後、海外招聘講師を交えて行なわれるパフォーマンス公演に参加します。(ワークショップには参加しません)。アスピアホールもグランドピアノ。ただしピアノ弾くだけかどうかはわかりません。


★5月28日(木)8:00開演 2000円+ドリンクオーダー(400円〜)
<松本健一(sax)+河合拓始(piano)+他多数?>
会場:入谷「なってるハウス」(03-3847-2113 東京都台東区松が谷4-1-8 1F)

松本健一さん企画で、何やらたくらんでいるらしいけれど、詳細不明。
インプロヴァイザーが多数集結して、いろいろセッションかと。
あ、「かっぱ橋即興問屋」というタイトルのイベントだそうです。


★5月30日(土)7:30開演 2000円
<河合拓始(piano)+徳久ウィリアム(voice)+ノブナガケン(percussion)>
会場:高円寺「円盤」(杉並区高円寺南3-59-11五麟館ビル201 03-5306-2937)

去年一度ペンギンハウスでやったトリオです。
今回はウィリアムさんのイベント「ウィリ山ウンテン vol.37」で出演。
対バンは、koyu(鈴木浩遊)(ベース・ソロ)、坂本美蘭☆中西レモン(ピアノと唄)。
ウィリアムさんによると、koyuさんは「バークリー出身で、尺八や舞踏などと抜群に相性のよいフリーインプロにも造詣が深いベーシスト」。中西レモンさんは「非常にユニークなダンサーで、日本の古いお祭りや芸能にも詳しく、今回は古い神事の既に廃れてしまった曲をモチーフにした「〜異類変成浄土沙庭〜 花の若子」という曲をピアノとともに歌うそうです」。


★6月2日(火)開場7:00pm 開演7:30pm
<two duets>
出演:秋山徹次(acoustic guitar)+河合拓始(piano)デュオ、木下正道(piano)+多井智紀(cello)デュオ
会場:渋谷「公園通りクラシックス
(東京都渋谷区宇田川町19-5 山手教会B1F 03-3464-2701)
料金:予約2500円/当日2800円(いずれもワンドリンク付き)
御予約はこちらまで。

2月に続き、秋山徹次さんとのデュオ、今回はグランドピアノの会場で。
対バンは作曲家の木下正道さんがチェロの多井智紀さんと組んでのデュオ、こちらは木下さんの作品(新作も)によるプログラムです。


★あと、6月は17日18日にフランスから来るDavid Chiesaさんとのライブがあります。前回の日記参照。詳しくはまた改めます。
フランスから6月に初来日する、David Chiesaさんとの2日間のライブをブッキングしました。

Chiesaさんは1970年生まれのコントラバス奏者で南フランス在住。
ロックバンドのベーシストとしてスタートしたらしいですが、現在は主に
即興音楽フィールドで全欧で活躍中。同じく南仏のミシェル・ドネダさんなどと
親しいようです。 MySpaceはここ

1日目は、若いサウンド・アーティストの山口晋似郎さんと三人で、七針で。
山口さんとは去年宇都宮のアートフェスに出たとき知り合ったんだけど、
共演は今回初。かなり静かな演奏スタイルかもしれず、どうなるのか楽しみです。

2日目は、ダンサーお二方と一緒に、池袋のバレルハウスで。
みのとう爾徑さんとは十年来の共演歴だけど少し久しぶりです。
伊藤虹さんとは二三年前から何度かすれ違っていたのですが、今回が初共演。
Chiesaさんもダンスとの共演には意欲的かつ経験豊富です。会場ステージが広く
ないこともあり、前半後半それぞれダンサー御一方づつとのトリオでやります。

★6月17日(水)開場7:00pm 開演7:30pm
<David Chiesa(contrabass)+河合拓始(piano, toy piano)
山口晋似郎(electronics)>

会場:「七針」(東京都中央区新川2-7-1 オリエンタルビル地下 03-6806-6773)
http://www.ftftftf.com/
前売2000円/当日2300円

★6月18日(木)開場7:00pm 開演8:00pm
<David Chiesa(contrabass)+河合拓始(piano)+みのとう爾徑(dance)
伊藤虹(dance)>
第一部:David Chiesa(contrabass)+河合拓始(piano)+伊藤虹(dance)
第二部:David Chiesa(contrabass)+河合拓始(piano)+みのとう爾徑(dance)

会場:池袋「バレルハウス」(豊島区池袋2-22-5 2F 03-3986-2871)
http://www.barrel-house.net/index2.html
チャージ 2000円+ドリンクオーダー
春になってますね、もう何と言っても、桜も咲いているし。
今年の桜は、ここ数年はすぐに雨風にやられてあっという間だった(気がする)のに、
ちょっとゆっくり鑑賞できますね、お天道様に恵まれています。
とはいうものの、ほんのちょっと観に行ったけれど、
特に花見宴会などしているわけでもない。

2月頃は、もうこのままずっと冬でもいいなあと珍しく思っていました。
低温だけどそれなりに暖かくしていればしのげるし、
逆にいろんなことに集中もできる気がして、悪くないなと。
「90日の民」ではないけれど、気温があれこれ変動するよりも、
もう寒いなら寒いで、暑いなら暑いでずっと変わらないほうがいいな、などと。
(温暖安定のところには昔から憧れていたけれど)。

でもまあ春になってきたら、それはそれで気分も変わるし、
しょうがない(笑)というか、そのときそのとき楽しむしかないですね、
というか実際楽しいですね、季節のある土地に住んでいる身としては。
一昨日の企画「即興しゃべりソロ」は無事終えられた。無事?かどうかはよくわからないが(笑)--というのは目論見通りとは行かなかったところもあるので--、でも面白かったし、出来て良かったと思う。

反省点としては、客席との距離感が、自分の中でちょっとアットホームな感じになりすぎた。これは持って行き方の問題。次回はやはり舞監的な人が必要だと思う。

内容としては、お題の受けとりかたとして、意味にかたよりすぎた。もっと荒唐無稽だったり夢のような風にできると面白いという実感があったのに、実際はまとめようとする意識が働きすぎたように思う。理性的になりすぎたとも言える。

またチャレンジするつもり。


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