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河合拓始のよしなしごと
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公魚(わかさぎ)は、ポチョ☆ムキンコさんと、柿野ぱち子さんによるユニット。
彼女らが季刊誌(紙媒体。ミニコミ的なもの?)も発刊するとのことで第一号に寄稿させていただきました。
拙文は、夢の話のようなものです(実際に見た夢ではなく作り話)。

★「季刊公魚・第一号」
内容はーー
巻頭詩みなしご(詩:ムキンコ、絵:ぱち子)
公魚インタビュー
米本実(公魚プロデューサー)インタビュー
公魚1STアルバム「公魚」楽曲解説/架神恭介
赤い川の流れるほとりで自転車行商のおじいさんから真っ青な羊羹をもらう話/河合拓始
米本実の城東インベーダーズ 第一回「街角のポエム」/米本実
連載小説カキノパチダ(一)/柿野ぱち子
[研究ノート]モートン・フェルドマンのペインター・ピース/高橋智子
公魚録

発刊は2月5日。下記イベントに合わせて、会場で販売されるとのこと。
イベントともども、よろしくお願いします。

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★2011年2月5日(土) 18:30開場 19:00開演 
第1回公魚企画「大里俊晴/リュック・フェラーリ生誕記念~電子音楽祭り!」
会場:アップリンク・ファクトリー(渋谷)

【企画・出演】
公魚 (呪いの発狂フォークデュオ兼音楽学者/ポチョ☆ムキンコ[高橋智子]、柿野ぱち子[渡邊未帆])
【ゲスト】
美川俊治(Incapacitants)
鈴木治行(作曲家)
米本実(電気音楽家)

曲折と混交を極める音楽史。気鋭の音楽学者としても活動する呪いの発狂フォークデュオ「公魚」(わかさぎ)が、世代論やジャンル論だけでは語り切れない日本の音楽の歴史と現在の一端を、実演とトークを交えて斬る。第一回目は、ゲストにIncapasitants/非常階段の美川俊治氏、作曲家の鈴木治行氏、自作電子楽器創作家の米本実氏を迎え「電子音楽」をテーマにそれぞれの音楽観に踏み込む。奇しくも2月5日は音楽学者/ロックミュージシャンの大里俊晴とフランスの作曲家リュック・フェラーリの誕生日。このイヴェントを今は亡きふたりに捧げる。 公魚の2ndアルバム『ハイパー公魚』のレコ発!

料金:予約¥1,500、当日¥1,800(予約ともに1ドリンク別¥500)
詳しくは:http://www.uplink.co.jp/factory/log/003842.php
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(承前)
そして福岡からの帰途に関西でもと思い、2/12に尼崎(兵庫県)で演奏します。
和風サロンコンサートといった趣きでしょうか。会場の「猫町西村」さんはグランドピアノを備えた平屋の古い木造家屋で、かなりリラックスして聴いていただける空間だと思います。

プログラムは、福岡での二日をミックス+αというところで、後半に「バニータ・マーカスのために」を、前半に藤枝作品・高橋作品から少しづつ演奏しますが、前半にはフェルドマンの初期の作品も一曲、そして時間に余裕があれば即興演奏も少し行います。

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河合拓始ピアノ・ソロ・コンサート
~モートン・フェルドマン作曲「バニータ・マーカスのために」を中心に~

【日時】2011年2月12日(土)
    開場6:00pm/開演6:30pm

【プログラム】
モートン・フェルドマン作曲「バニータ・マーカスのために」(1985)
モートン・フェルドマン作曲「ピアノ曲1964」
藤枝守作曲「レクィエム・フラグメントゥム」(1988)からKyrie I, Agnus Dei I
高橋悠治作曲「指灯明」(1995)から「琴」「蔭」「笙」

【会場】「猫町西村」(兵庫県尼崎市七松町2-14-22 tel 06-6417-4560)
http://bcaweb.bai.ne.jp/solamame/nekomachi.html

【会場までの道順】JR立花駅から徒歩5分。改札を出て南口がわスグの左手の階段を降りて地上に出ます。そのまま線路沿いに(尼崎方向に)歩き一つ目の角を右折。四つ目辺りの交差点(右奥角にパソコンスクール)を左折。七松保育所にぶつかったら道なりに右へ。左側数軒目です。会場はごく普通の民家です。入り口が目立ちませんので御注意お願いいたします。

【曲目解説】
モートン・フェルドマン(1925~1987)はアメリカ合衆国の現代音楽作曲家の大家の一人。初期から独自の作風を示していたが、晩年には1時間以上(ときには数時間)もピアニッシモで音数少なく推移する作品を作曲した。そのような作品のひとつで、演奏に70~80分要する「バニータ・マーカスのために」を第二部に演奏します。第一部には、高橋悠治さんのユニークな図形楽譜曲「指灯明」と、フェルドマンに師事した藤枝守さんの大作「レクィエム・フラグメントゥム」それぞれから数曲と、フェルドマンの初期の短い作品を一曲。その他時間に余裕があれば即興演奏も行います。なかなか実演で聴ける機会の少ないプログラムです。皆様のお越しをお待ちしています。

【入場料】2500円(飲み物付き) ※なるべくご予約をお願いします
【ご予約先】電話:06-6417-4560(猫町西村) メール:colorrecords(あっとまーく)gmail.com(カラー・レコーズ) 
1月も今頃ですが・・ここを読んで下さるかたも少しはいらっしゃると思います、ありがとうございます。今年もよろしくお願いします。
今月は即興ライブを既に二本終えましたが、来月は福岡と尼崎(兵庫県)で演奏します。

まずは福岡のほうについて。
福岡市内で「第一回筥崎現代音楽祭」というのが行われ、作曲家の藤枝守さんからのご依頼で、二日連続でコンサートをします。
一日目2/10は、東京では去年3月に演奏したフェルドマンの「バニータ・マーカスのために」一曲だけのコンサート、一曲といっても70分はかかりますから、それだけでも濃厚な時間になると思います。(この曲はあまり演奏頻度は多くないですが、東京では去年は私の演奏以外に、2月に井上郷子さんが、12月に高橋アキさんが、それぞれコンサートで素晴らしい演奏をなさいました。しかし東京以外ではあまり演奏されていないのではないでしょうか。)
二日目2/11(午後のコンサートです)は、去年12月に東京で行ったプログラム「プレイズ藤枝守&高橋悠治」を再演します。
どちらもコンサートホールではなく、カフェやギャラリー的な空間なので、より親密に聴いていただける環境かもしれませんし、ある意味こうした音楽には向いている面もあるかもしれません。

詳細は下記です。

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New Music Hakozaki 2011
第一回筥崎現代音楽祭~「現代」を千年の土地で聴く~
公式サイト:http://hakozaki.kansei-science.com/

「現代の音楽」を筥崎で聴いてみる。それは、「現代の音楽」のなかに織り込まれた世界の様相を「箱崎」という土地のなかで実感し、この土地と響きが混じり合うなかに時代の予兆を感じとる試みです。第一回目となる「筥崎現代音楽祭」は、九州大学のキャンパスや箱崎周辺のコミュニティをつなぎながら、先端的で進歩的な思考のなかにあった20世紀以降の「現代音楽」を宗教性のなかにあるこの土地に呼び込み、日常の出来事として聴き入る場となるでしょう。「現代」という現実がこの土地の細部にまでゆっくりと響いていく過程に、この小さな音楽祭の大きな意味があります。(藤枝守:音楽監督)

<コンサート>
◆2月10日(木)19時  2,000円(一般) 1,000 円(学生)
河合拓始ピアノソロ第1日「モートン・フェルドマン:バニータ・マーカスのために~筥崎宮の杜を背景に」
【出演】河合拓始(ピアノ)
【曲目】モートン・フェルドマン:バニータ・マーカスのために(1985)
【会場】宮の杜ギャラリー・もも庵(福岡市東区箱崎1-43-18-2F 090-4350-8798)
http://www3.coara.or.jp/~momoan/

----ジョン・ケージとともに最も重要なアメリカ実験作曲家のひとり、モートン・フェルドマン(1925-1987)の《バニータ・マーカスのために》は、80分以上も有する長大なピアノ作品。その静かな音楽の変容に耳をすますとき、そこにふと気づかないリアルな日常の時間が織り込まれていくのがわかる。筥崎宮の杜が背景となって浮かび上がるフェルドマンの時間。

<コンサート>
◆2月11日(金・祝)15時  2,000円(一般) 1,000 円(学生)
河合拓始ピアノソロ第2日「プレイズ藤枝守&高橋悠治」
【出演】河合拓始(ピアノ)
【曲目】高橋悠治:秋のオーロラ(1988)、指灯明(1995)/藤枝守:オリーブ・ブランチ・スピークス(2008-2010)、レクィエム・フラグメントゥム(1988)
【会場】箱崎水族舘喫茶室(福岡市東区箱崎1-37-21 092-986-4134)
http://www.fukunet.or.jp/member/hakosui/

----精力的なピアノの演奏活動を続ける河合拓始の第2夜は、高橋悠治と藤枝守の二人の作曲家にフォーカス。シンプルなモチーフの反復・変形を経て即興にいたる高橋悠治の《秋のオーロラ》、フレーズがくずし字の漢字一文字で表記される《指灯明》。そして、藤枝の《オリーブ・ブランチ・スピークス》(植物文様第19集)は、オリーブの小枝から採取された電位変化に基づく四つの小品。80年代後半の作品《レクィエム・フラグメントゥム》は、グレゴリオ聖歌集の種々の単旋律に徹底して装飾、変形、増殖を加えた10曲セット。

両日とも、ご予約は花田tel&fax092-986-4134、hakodemusica(あっとまーく)gmail.com まで。
本日のソロ・コンサート、終了し帰宅しました。
来てくださった皆さん、手伝ってくださった皆さん、応援してくださった皆さん、
どうもありがとうございます!!
自分では反省する点多々あるけれど、一応無事終わったとすれば良かった。
何よりコンサートで弾いていること自体が、楽しかった。
またよろしくお願いいたします!
101209flyer
ここで告知するのは直前になってしまいました。
明後日、ソロコンサート「河合拓始プレイズ藤枝守&高橋悠治」です。
いいコンサートになると思います。皆様のお越しをお待ちしております。

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河合拓始ピアノ・ソロ・コンサート 「プレイズ藤枝守&高橋悠治」

【日時】2010年12月9日(木)開場 6:30pm  開演 7:15pm

【会場】門仲天井ホール(東京都江東区門前仲町1-20-3-8F tel 03-3641-8275)
http://www5f.biglobe.ne.jp/monten/

【プログラム】
高橋悠治「秋のオーロラ」The Auroras of Autumn (1988)
高橋悠治「指灯明」Finger Light (1995)
藤枝守「オリーヴ・ブランチ・スピークス」The Olive Branch Speaks (2008-2010)
藤枝守「レクィエム・フラグメントゥム」Requiem Fragmentum (1988)

【出演】河合拓始(ピアノ)

【入場料】予約2800円/当日3000円

【チケット予約・お問い合わせ】ナヤ・コレクティブ nayac(あっとまーく)mc.point.ne.jp  電話・FAX 03-5875-8306 (電話は平日の11:00~17:00)

【主催】Color Records 【制作】naya collective

【曲目紹介】
高橋悠治「秋のオーロラ」:ウォーレス・スティーブンス(米1879~1955)の10章からなる長編詩「The Auroras of Autumn」に触発され10のCanto(=章)から構成される。各Cantoはシンプルなモチーフが繰り返され変形され巡っていくが、多くはモデルとなる音型が記された後、使用音が指定された演奏者の即興につながっていく。全曲を通じてピアノの白鍵しか使われない。演奏には40分近く要する。ピアニスト高橋アキのために書かれた。

高橋悠治「指灯明」:この曲の記譜法は他に例がない。たとえば日本の和琴や苗族の笙の演奏の「型」がピアノ奏法に移し替えられるが、その際リズムも音高も指定されず、使用する指の推移のみが書の筆致のようなうねる線によって記される。そのようなフレーズのひとつひとつは、くずし字の漢字一文字で表され、楽譜はくずし字の連続でできている。全7曲。

藤枝守「オリーブ・ブランチ・スピークス」:アメリカのピアニスト、サラ・ケイヒルの委嘱で書かれた四曲からなる組曲。委嘱時の"平和を願うコンサート"の趣旨に沿い「オリーブの枝」をタイトルにしているが、この曲集は植物文様シリーズの一環でもあり、作曲者の栽培するオリーブからとられた電位データを変換して作曲の素材が得られている。オリジナルのピアノ組曲のかたちでは今回が日本初演。

藤枝守「レクィエム・フラグメントゥム」:前奏曲、キリエ1、キリエ2、間奏曲1、サンクトゥス1、サンクトゥス2、間奏曲2、アニュス・デイ1、アニュス・デイ2、後奏曲の10曲からなる。作曲者のアメリカ留学の最後期に書かれた大作。グレゴリオ聖歌の旋律をもとに、それを装飾し変形し加算することで、各曲が形作られている。


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