河合拓始のよしなしごと
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 去年の10月に行なったコンサート「高橋悠治のピアノ曲」での演奏を聴いた作曲家の木下正道さんから、そこで弾いた「メアンデル」を是非もう一度演奏しないかとの企画提案をいただき、渋谷の小さなスタジオでの演奏会シリーズの一環で、1時間ほどのミニコンサートを行なうことになりました。 皆さまのお越しをお待ちしています。 ★<河合拓始ピアノ・ソロ・コンサート>(東京私的演奏協会第14回演奏会) 【日時】2010年4月23日(金)開場7:00pm/開演7:30pm 【曲目】 ・ジャチント・シェルシ「組曲第9番"Ttai"」(1953)から抜粋 ・モートン・フェルドマン「パレ・ド・マリ」(1986) ・高橋悠治「メアンデル」(1973/1976) 【会場】 「渋谷ステュディオ」(東京都渋谷区渋谷3-1-10 タナベビルB1 電話 090-3402-2070)渋谷駅から徒歩約7分 地図 【入場料】1500円(終演後にワインパーティあり) 【定員】40名程度 【御予約先】 colorrecords(あっとまーく)gmail.comまたはvereintokyo(あっとまーく)gmail.com 【曲目紹介】 ・フェルドマン(1926-1987)「パレ・ド・マリ」(1986) 先月、演奏に70分を要する大作「バニータ・マーカスのために」を含むプログラムで演奏したフェルドマンの最晩年のピアノ曲。長時間作品のエッセンスを凝縮し、最弱音で豊かな残響をともなって進行する25分ほどの作品です。 ・シェルシ(1905-1988)「組曲第9番"Ttai"」(1953) ピアノの一音を聴き込み反復することから特異な、ある意味東洋的な作品を作りあげていったイタリアの作曲家シェルシの作品は、昨年1月にも組曲第10番を演奏しました。今回の組曲第9番は、人間を越えて静かに休みなく流れる<時間>を表す奇数番曲と、人間の祈りや聖なる建築物を表す偶数番曲が交替する9曲から成る楽曲ですが、全曲は40分ほどかかるので、5曲〜7曲ほどを演奏します。 ・高橋悠治(1938-)「メアンデル」(1973/1976) 水の流れにインスパイアされた(題名は蛇行する川を表す)順序の固定しない6頁からなる楽曲。ピアノは電気的変調を施される。昨年10月に演奏した1973年版では、古事記所収の和歌の古代発音による朗読録音再生を伴ったが、今回は1976年に改訂された、英語による万葉集と屈原の言葉の朗読を伴う版での演奏になる予定です。 【御予約について】 会場の定員は40名程度と限られております。 御予約は先着順で受け付けております。定員に達した場合、受付を締め切らせていただきます。当日御予約なしでおいでのお客様はご入場いただけない場合がございます。ご了承お願いいたします。 なお終演後は、ワインパーティとなる予定です。飲物、食物のお持ち込みも自由です。どなたでもご参加ください。 【企画提案者からのことば】 昨年(2009年)中にいろいろ観たコンサート、ライブの中で、最も強く印象に残っているものの一つが、河合拓始さんによる「高橋悠治のピアノ曲」でした。特にそこで演奏された「メアンデル」は、電気的に変調されたピアノの音がいつ果てるともなく漂うメロディの断片を紡ぐ上に、あらかじめ録音された朗読がまさに「異物」としてそこに作用し、結果として音のたゆたう異界性が現出するという、まさに希有の体験でした。あの体験をもう一度ぜひ味わってみたいと切望し、このコンサートを提案してみました。河合さんご自身が愛奏して止まない二人の作曲家の作品とともにお送りする演奏会、皆様のご参集をお待ち致しております。(企画提案者 木下正道) PR |
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