9.7〜9.22

９/７金：

この日から３日間、今福龍太さん主宰の奄美自由大学に参加。今年のテーマのひとつはケージと沈黙ということもあり、演奏も少々。奄美群島を初めて訪ねるということでかなり前からわくわくどきどきしていた。しかしこの初日、あろうことか空港までの電車が車両故障で動かなくなり、予定の飛行機に乗れず。先に着いた皆さんを大幅に後れて追いかけて、奄美空港からタクシー、バス、そして船で加計呂麻島へ。そこでようやく拾ってもらい、さらに隣の請島で合流。その日の宿泊地であり、ほどなく野外で夕食の宴が。やがて今福さんの三線や島の村長さんの歌や。沖永良部島から来られたかたの作られた黒糖焼酎が美味で、どんどん呑んでしまう。川満信一さんの詩朗読のあとで、ぼくも野外で鍵ハモ即興演奏。自然の音が濃厚。そのあと、昨日見た夢の話を語る女性の横で朗読にあわせて踊ったりまで（後で知った、それは田口ランディさんだった、ノーヴィシアターのポストトークで拝見したことがあったのに）。その後、請島の八月踊りの輪に入ったり楽しく過ごしていたのだが、気がついたら酩酊のあまり意識をなくしていた。

 

８土：

起きたら大変気持ち悪く、この日は朝食も昼食も全く食べられず、旅程にほうほうの体でついていくことに。(島の)"気にあてられた"という説もあった。大島に戻りこの日の宿に着いた後、ランディさんらが気功のようなことをしてくれたのが効いたか、夕食の途中から何とか復活。宴のあと、濱田康作さんのフィルムや川満さんと今福さんのことばの掛け合いや上野さんのDJ、姜信子さんのお話など。あまり夜更かしせずに就寝。

 

９日：

あっという間に最終日。朝、大山もも代さんが皆さんを誘うパフォーマンスとともに、(今福さんから当初のリクエストであった)ケージのトイピアノ組曲を演奏。ケージのWonderful Widowまで歌ってしまう(しかも今福さんの即興的伴奏付き)。そのまま浜に出て組曲の続きを演奏。夕方に奄美空港で解散。

夜、帰宅したら、何故か相方も(別の理由で)コンディションをくずしている。沖縄のあふそさんにもらった梅干しをあげたり。

 

（このあと逐一日々を追わない）

12水：

冷泉荘でモヘンジョダロ・ミックスの即興カレーライブvol.3。ゲストは小林ナヲさんと、前回に続き實松さん。自分のソロに、まだ奄美の風が残っている。

 

14金：

山本シンセイさん夫妻とともに、今津の海凛房さんへ。11月にシンセイさんがそこで写真個展をされる際に、オープニングにピアノソロをすることになっている。作品写真は以前に見せてもらったことのある炭鉱関連のものやガウディ建築とはまた全然べつで、長時間露光により太陽の軌跡を刻むもので驚いた。

 

15土：

夕方、箱崎水族館で歌とギターによる(藤枝守さんの)般若心経を歌うコンサートを聴きに行く。勿論その前には筥崎宮にもお参り、これは箱崎に来たときは欠かせない。

そしてこの日は、かねて噂に聞いていた"筥崎宮の放生会"でもあり、コンサート後、大そうな人出のなか、見世物小屋を見たり。

その後、六本松へ。相方が今月来月の土曜だけ担当するカフェレストランで、夜10時から小林ナヲさんとデュオパフォーマンス。トイピアノ・鍵ハモでの即興のほか、ケージ曲や、昼間に書いた言葉(北九州での瓦礫焼却のことも含む)も交えたりも。お客さん結構来てくださって良かった。終電早くて終了後あわてて帰る。

 

16日：

志摩庁舎界隈で、歴史資料館(でのコンサート)を少し見たり、糸島クラフトフェスを回ったり。

夜は、天神のterraに初めて行く。福島泰樹さんと原田伸雄さんのジョイントライブ。

 

17月：

昼間、前原のショパンの村田さん来訪。

夜、赤坂で木下黄太さんの講演会に出かける。

 

19水：

ピアノ調律

 

21金：

日曜の糸島芸農のリハーサル

 

22土：

夜、六本松で、王丸せい子さんとデュオライブ。